古い家は小屋裏換気口がない場合が多い。
屋根の形態が入母屋の家はほとんどない。
天井面に断熱材を施工するのだが、
換気口がないと、夏などは小屋裏に熱気がこもってしまうのである。
既製品では、よく見かける和風調のプラスチック製の換気口など、あるにはあるが、
ものにもよるが、有効換気面積としては少なめなのである。
目立たない形で、なおかつ有効換気面積もしっかりと採りたい。
ということ、両妻部分の壁上部にスリット状の換気口を設けることにした。
高さは10cm。土壁をカットして、ステンレス網を張ったのである。
下から見ると違和感なく納まっており、ほとんど存在がわからないのである。
築40年母屋の改造 綾部