5年経ったコリドール、
5年ぶりに訪れたのである。
地球のたまご。
貫くような通路、ローカ、いわゆるコリドール。
これに、取り付くように、分岐するように、
各スペース、各空間がつながる構成。
突き当たりの外は、さらに、デッキが伸び、
敷地内の、巨大なるビオトープともいうべき様相へ、つながる軸線。
そしてすぐ横は、浜名湖が拡がっているのである。
床板の経年変化も、実に自然な感じになっていた。
建物が、敷地内の木々、樹木の成長とともに、
自然に、溶け込んできた感じになってきている。
建物自身は、OMソーラーを始め、
いろいろな環境技術が取り入れられているであるが、
意匠的には、かなりストイックな建物なのである。
しかし、このシンプルさと、
窓から見える、自然とあいまって、
実に、落ち着く空間となっていたのである。